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耐候性が格段に良くなった4フッ化フッ素塗料

無機化合物と有機化合物の化学的な違い

無機化合物は陽イオンと陰イオンの結合です。
例えば塩化ナトリウムは、
ナトリウムイオン(+)と塩化物イオン(-)が引き合い結びついています。
このように陽イオンと陰イオンが静電気的な力で結びつく結合はイオン結合です。

有機化合物は炭素が4本の手(4つの価電子)を差し出して、
他の原子あるいは炭素と結びついて分子を形成しています。
つまり、有機化合物は価電子を共有して結びついている共有結合ということです。

フッ素は有機化合物です

フッ素は炭素Cから伸びた4本の手の先にフッ素原子Fが結びいて、
フッ素結合C-Fを持った分子(モノマー)あるいは集合体(ポリマー)の有機化合物です。

4フッ化フッ素とは

炭素から伸びた4本の先のすべてにフッ素原子が結びついたものが4フッ化フッ素です。
フッ素原子が3つの結合体は3フッ化フッ素、2つの場合は2フッ化フッ素と呼びます。

フッ素原子の結合エネルギーは485KJですので、
紫外線の破壊エネルギー410KJよりも大きいため容易に破壊されません。

だからフッ素樹脂を混ぜることで、
耐候性・耐久性の高い塗料を作ることが出来るのです。

4フッ化フッ素塗料の結合例

かつては4フッ化フッ素は常温で使用することは困難でした

他の有機成分や無機成分などを混ぜ合わせることで、
常温でも塗装できる塗料を開発することが出来るようになり、
無機塗料の耐候性を超える塗料まで販売されるまでになりました。

フッ素樹脂の一般的特徴は

フッ素樹脂はフッ素を含む樹脂の総称で、フッ化オレフィンが重合している樹脂です。
代表的なフッ素樹脂はPTFE(Polytetrafluoroethylene)です。
PTFEはフッ化オレフィンの一つである4フッ化エチレンを重合させます。
オレフィンの水素原子に置換されるフッ素原子の数が増える程、
耐熱性、耐薬品性、非粘着性等の性質がより強く発揮されます。
フッ化オレフィンと他のモノマーを共重合させて溶剤への溶解性を高めたフッ素樹脂、
官能基を持たせたフッ素樹脂も製品化されています。

・費用が高い

・他の樹脂に比べ塗料種類は豊富とは言えない

・耐摩耗性に優れている

・耐候性に優れている

・耐薬品性に優れている

フッ素樹脂の弱点を、他の樹脂を混ぜて補います

・密着性に劣る

・靭性が無い

・硬い


各塗料メーカーはこれらの弱点を補うために、
他の有機成分や無機成分を混ぜ合わせコストバランスを考えて、
それぞれの特徴を最大限に引き出す塗料を開発しています。

4フッ化フッ素塗料 菊水化学工業デラフロンクリアー

4フッ化フッ素塗料 日本ペイント ファイン4Fセラミック

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ブログ執筆者:一級建築士 佐藤

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